独立を決めたワケ

平成28年4月14日 21:26

熊本地震 前震 最大震度7

病院勤務の僕は、ちょうど当直の日で職場にいた。

シャワーを浴びていると、いきなり遊園地のアトラクションのような揺れ。

『・・・おいおい!?マジか!!?なんで!?』

と困惑しながらも、

『見回らなん!!!仕事せなん!!!』

と思いながら、シャワー室を飛び出し院内を急いで巡回。

患者さんに怪我はなかったが、従業員さんが一人頭に物品が倒れ軽い怪我。大事には至らなくてよかった。

その後も、上司からの、患者さん家族からのひっきりなしの電話対応。

散らかりまくった書類や物品のある程度の整理。

 

やっと落ち着いて一息ついて、ふと・・・

『…家は?』

恥ずかしながら、ここになって初めて家族の心配をした。

『大丈夫?』

「うん、大丈夫よ。ただ、子供がだいぶ怖がってるけど。」「病院は?」

『まあ、大丈夫』

・・・。

 

 

電話切って、

『なんでおれ今仕事してんの?』

と自問自答。

いやまあ、仕事中だから仕事してるんだけどさ。

なんのために仕事してるかというと、色々理由はありますが

生活するため、ひいては家族のため。

なのに、こんなひどい地震の時まで家族より仕事を優先してしまう。

真面目か (゚-゚;)\( ̄o ̄;)オイオイ

 

まあ、それは仕方のないことかもしれない。(日本人特有の思考かもしれんけど)

市役所の友達なんかは、地震後も避難所の管理で出ずっぱり。

余震も頻繁にあったし、家族のことが心配だったと思います。

でも、友達が仕事をしないと避難してる人たちが困る。

それに同僚も頑張ってるから、自分だけ休むってわけにはいかない。

特に管理職の方はなおさらだと思う。

 

 

そういう矛盾を感じるシーズンが毎年ある。

そう、台風

この前の24号や25号はうまい具合に週末にきたからいいけど、平日にくる確率の方が多い。

サラリーマンは、台風の強風の中で勤務することが往々にしてある。

自分の身の危険を顧みず、そして家に家族を置いて。

さっきも書いたけど、管理職は特に。

『なんでこんな台風の時に…』

『雇われの身だ。仕方ない。仕事だからやらんと。みんな来てるし。』

そんなことを思いながら働く。

 

 

僕の中で、

「そんな嫌なら、独立すりゃえーやん」

『んな独立なんて、無理やろ。自信ないわ。そもそも何する??』

「じゃあ、仕方ないけど文句言わず働かな」

『でも・・・』

そんな自問自答が、浮かんでは消え浮かんでは消え、働く。

そして、熊本地震。・・・。

独立しよう

 

それから、中小企業診断士としての独立も考えつつ農業についても色々調べる。

調べたり話聞いたりして考えて、農業で独立することに決めました。

 

 

ビニールハウス作るし、アスパラガスは夏の作物だから台風は大敵!

だから大変ではあるけど、事前にできる限りの対策はするから、台風が来てる時は過ぎるのを待つのみ。自宅待機。

大きい台風来たら後処理もかなり大変だけども(・_・;

ちなみに、この前の24号でO師匠んとこのハウスで、ビニールが2棟はげた。

ビニールがはげただけで本体に影響はないので、被害というほどの被害ではありません。

それでも、ご近所のアスパラ部会の方が手伝ってくれなかったら、ビニール張るの大変だったと思います。

 

 

台風は大変だろうけど、災害の時に会社に行かず家に居れるのはいい。

もちろん、会社組織に所属するメリットはたくさんあると思うし、独立するデメリットもたくさんあると思う。

でも僕は、独立サラリーマンを天秤に掛け、掲げられたサラリーマンを捨てました。

 

だから、家族のために自分のために、きちんと生活できるよう(ちょっと贅沢できるよう(´∀`*))農業頑張んなきゃ!!

じゃないと、農家になったこと後悔してしまう。

ファイト、おれ\\\\٩( ‘ω’ )و ////

 

ではまた次回!!

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