農家の税金って?~所得税編~

先日、

背負式の噴霧器で除草剤を撒いていて、

ふと気づくと、お尻から脚が湿ってきたので振り向いたら、

ノズルの繋ぎが緩く、除草剤が漏れていて、

濡れたお尻がだんだんとチクチクしてきてた、

…どうも串山です。

除草じゃなく、危うく除毛となるところでした。

女装作業であれば好都合でしたが(≧∀≦)❤

 

さてさて、

「農家って、なんの税金かかるんすか!!?」

「どうやって計算するんすか!?」

って、M氏のリクエストがあったんで、今回は税金について。

グーグル先生で調べながら…いや、確認しながら。

前回からの眠たい記事連投ですけど、お付き合いいただければと。

 

 

とりあえず、税金の種類から。

個人事業主とサラリーマン共通の税金

所得税(サラリーマンは源泉徴収されてる)

住民税

個人事業主

消費税(売上1,000万超えたら2年後から)

個人事業税(農業は非課税)

固定資産税

 

こんなもんかな。

うーん、国保とか社保とかも税金みたいなもんかな?

(国保は、八代は国民健康保険って名称ですし)

 

 

 

では、所得税からいってみましょう!

どうやって所得税が計算されるか、ですが

まず、サラリーマンの年末調整がどんなんなってるか説明します。

農家と言いながら、いきなりサラリーマンですが😅

個人の確定申告も年調も、内容は似たようなもんだからイメージしやすいかと思って。

確定申告は、

「私は、今年はこれだけ稼いだんで、これだけ税金納めます。」

って自分で国に報告するものですね。税金で住みよい国にしてね〜♪感じで。

 

年末調整は、

「個人で確定申告する代わりに、会社で社員分まとめて申告する」

って感じですね。

 

 

では例として、

年間の給与(総支給)が500万の人がどれくらいの税金がかかるか

家族構成:配偶者、高校生の子、母との同居 とします。

上記モデルで計算してみます。

 

 

まず、所得税から。

給与500万の人は給与所得控除として

154万引かれます(計算法➡︎国税庁HP 気になる人はクリック)

 

給与所得控除は、サラリーマンの経費みたいなものです。

「仕事のために、筆記用具とか制服とかを自費で買ってたりするでしょ!?

だから、概算経費として引いてあげる」

て感じかな。

自営業者からすると、

『え?サラリーマン(給与所得者)めっちゃ得じゃん!(◎_◎;)

現実は”経費”って百数十万もないやろ!?』

てなりますね。

(その代わりと言ってはなんですが、自営業者には青色申告控除があります。

65万ですけどね。2020年から改正あるようです。

あと、法人化による節税はこの給与所得控除も絡んできます。)

 

 

給与所得500万−145万=355万

となります。

”所得”を太文字にしてますが、収入と所得って間違えやすいんで。

給与所得=給与収入−給与所得控除

です。

 

 

次に、

所得から差し引かれる金額

があります。

 

社会保険料控除(健保+厚生年金) 74万

生命保険料控除 7万

地震保険料  1万

配偶者控除  38万

扶養控除(一般1人+同居老親等1人)96万

基礎控除(自分の分の控除) 38万(48万に改正予定)

所得控除合計:254万

※社保は給与500万くらいで算出しました

※生命保険と地震保険は適当です。入ってる保険によります。

 

次に、所得から控除の合計(課税所得金額)を引きます。

課税所得金額=給与所得−所得控除金額

=355万−254万=101万

 

課税所得金額に所得税率を掛けると、所得税が出ます。

所得税=課税所得金額×税率

税率は、累進課税と言って所得が大きいほど税率は高くなります。

(気になる人はチェック→国税庁HP

 

所得税=101万×5%=50,500

復興特別所得税=50,500×2.1%=1,060.5

(復興特別所得税:東日本大震災以降、課されてる所得税

多分知らない人多い。H49年まで課される。あと20年。)

50,500+1,060.5≒51,500 (百円未満切り捨て)

所得税は、 51,500円 となります。

 

サラリーマンは、所得税が源泉徴収されてる(給与天引き)んで、

年末調整で還付か、不足分を支払います。

モデルの場合だと、99,480円源泉徴収されてます。

51,500−99,480=△47,980 (還付される)

となります。

 

 

農家の場合は————————-

給与所得 → 農業所得

社会保険料控除の

健保+厚生年金 → 国保+国民年金

となるだけで他は変わりません。

源泉徴収は、もちろんありません。

 

サラリーマンの例と比べるために、

売上1,000万 経費500万(→収益500万)の農家さんの場合、

農業所得は、

農業所得=1,000万−500万−65万

=435万 となります。

65万は、青色申告控除というもので、

個人事業主の大半は控除を受けてると思います。
※10万の場合もあります(貸借対照表と損益計算書 未提出等)

(青色申告控除の記事書きました→青色申告のススメ①

 

国保は、前年の所得で決まってきます。

所得を435万で計算すると、約62万となります。(世田谷区の場合)

(国保の金額は、市町村で率が違います。配偶者の所得は98万以下とする)

国民年金は、16,490/月×12ヶ月=197,880 ですね。(H30.2現在)

国保+国民年金≒62万+20万=82万

 

社会保険料控除(国保+国民年金) 82万

生命保険料控除 7万

地震保険料  1万

配偶者控除  38万

扶養控除(一般1人+同居老親等1人)96万

基礎控除(自分の分の控除) 38万(48万に改正予定)

所得控除合計:262万

 

課税所得金額=給与所得−所得控除金額

=435万−262万=163万

 

所得税=163万×5%=81,500

復興特別所得税=81,500×2.1%=1,711.5

81,500+1,711.5≒83,200 (百円未満切り捨て)

所得税は、 83,200円 となります。

 

 

農家の方が、所得税高くなりますねぇ( ノД`)

さらに、サラリーマンの社保は会社が半分負担してるから、

保険は半額で、年金は自己負担の2倍払ってるから将来の年金がゴニョゴニョ……

…暗くなりそうなので、止めときます。

 

 

じゃあ次は、住民税!!

といきたいとこですが、長くなったんで次回(・◇・)/

次回は→コチラ


・・・読み返すと、なんか難しいな〜この内容

簡単に説明するって難しい(つД`)ノ

農家の税金って?~所得税編~」への2件のフィードバック

  1. (-_-)zzz
    (-_-)zzz(-_-)zzz

    ∑(゚Д゚)はっ!

    それで…お尻の具合は、
    もう良いのかい??

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